家づくりの費用

家づくりに必要な費用の内訳は多岐にわたります。
どこにどれくらいのコストがかかるのかを知るために、費用の代表的な内訳の割合についてまとめてみました。
家を建てるために必要な費用は、「本体工事費」「附帯工事費」「諸経費」「設計費」に分けられます。
これらの総額が家づくりに必要な金額になります。


本体工事費

その名前の通り「建物本体」の工事費で、総予算の約70%を占めます。
一般的によく言われる 「坪単価」 は、 「本体工事費」 のみの金額のことをいいます。
「附帯工事費」 「諸経費」 「設計費」は含まれてないことが多いので、ご自身で金額を検討する場合には、単価の中に何が含まれているのかを確認する事が重要です。
代表的な本体工事を以下にいくつか紹介します。

▽ 基礎工事
基礎工事とは、建物の荷重や外から加えられる力(地震や風)などをバランス良く地盤に伝えるための構造部分である基礎を造るための工事をいい、丈夫で長持ちする家づくりのためには、建物のすべてを支える基礎がしっかりとしていることが重要となります。
▽ 木工事
木工事は、木造住宅の建築過程においては、最も重要な工事になります。
木材の加工を含め、木造の骨組みをつくる軸組・床組・小屋組の工事および造作工事などがあり、構造部分も含めて、家の骨組みを造っていく工事となります。
▽ 外装工事
外装工事は、建物の外回り部分を構成する建材・素材を仕上げる工事のことです。
外装材としては、サイディングや金属板、塗壁、タイルなど様々な種類があり、工法や手間も外装材によって異なります。
▽ 屋根工事
屋根工事は、木工事と外装工事にまたがって行われ、屋根の構造材の上に構造用合板を貼り、
その上に透湿防水シートを施工し、屋根材を取り付けていきます。
雨の多い日本の住宅にとっては、要といってもいい部分の工事です。
▽ 設備工事
設備工事とは建築物で利用される設備を導入するための工事であり、住宅の機能面において重要な工事になります。
主に住宅設備工事、給排水・衛星設備工事、電気設備工事、冷暖房設備工事の4つに大別され、これらの工事はそれぞれを専門に扱う職人や業者が行います。
▽ 内装工事
内装工事とは構造部分などの工事が終了した後、建物の内部で行う工事をいいます。
施工内容としては間仕切り壁や天井をつくる為の下地組立にはじまり、内壁の仕上げやフローリング、カーテン、ブラインドの取り付け工事、木製建具工事など多岐に渡ります。

附帯工事費

附帯工事費は、総予算の約20%を占めます。
附帯工事費は「敷地条件」や「計画内容」による増減が非常に大きい為、少々余裕を持った資金計画をしておく事をお勧めします。
代表的な付帯工事を以下にいくつか紹介します。

▽ 地盤改良工事費
地盤調査の結果、安定した地盤の場合は、もちろん費用はかかりませんが、
軟弱地盤のため地盤補強工事が必要な場合は、別途、地盤改良工事が必要となります。
地盤の状態により異なりますが、代表的な表層改良と呼ばれる地盤改良工事の場合、一般的な住宅レベルで、約40万円程度必要となります。
▽ 解体工事費
建替えで住宅を計画されている場合などで既存の建物を取り壊すのに必要な費用になります。
希ではありますが、敷地は更地であっても地中にコンクリートの固まりが埋まっている場合もあります。
解体工事費は、木造住宅の場合で 約30,000円/坪が目安です。
▽ 水道引き込み工事費
お住まいの地域によって異なりますが、水道の新規引き込み、または口径サイズの変更等により、水道負担金という、水道を利用するための権利金が必要な場合があります。
行政庁によって、まちまちですが、通常20万円前後が一般的です。
▽ 電話やCATV等通信回線の引き込み工事費
電話やネット環境、TV等において必要となる費用です。
工事費に加えて、利用料についても必要となります。
▽ 冷暖房工事費
冷暖房の取付下地や電源,配管スリーブなどは本体工事費に含まれます。
機器代や取付け費は、この附帯工事費として計上されます。
▽ 外構工事費
門扉やフェンス,アプローチ,駐車場,植栽,外灯などの費用です。
規模や仕様により金額の増減が大きい工事ですが、目安としては本体工事費の5~10%前後程度でしょう。
▽ 照明・カーテン工事費
照明用配線やスイッチ工事費までは本体工事費に含まれます。
照明器具代,カーテン・ブラインド・ロールスクリーン代が附帯工事として計上されます。

諸経費

工事に必要な「調査・設計費」や「税金等」の費用です。
概ね以下の諸経費が必要で、総予算の約15%を占めます。
代表的な諸経費を以下にいくつか紹介します。

▽ 敷地測量費
土地を購入したときに測量図があれば不要です。
敷地測量費用の目安は300~500円/㎡程度です。
▽ 地質調査費
建物を建てる前に、地盤を調査する費用です。
住宅等ではスウェーデン式サウンディング法で調査致します。
(費用は50,000~60,000円程度です)
▽ 建築確認申請・検査などの手数料
役所または建築確認検査機関へ建築確認・中間検査・完了検査の申請時に必要な手数料。
規模や構造により費用は増減します。
▽ 登記費用(各登記費用,司法書士・土地家屋調査士報酬など)
建物が完成しますと、表示登記をする必要があります。
金融機関で融資を受ける場合には必ず、表示登記の後に保存登記が必要です。
表示登記は土地家屋調査士が代行して行います。登録免許税は不要ですが報酬として70,000~80,000円程度必要です。
保存登記は司法書士が行います。規模や評価額により増減はしますが、登録免許税と報酬を併せて150,000円程度必要です。
▽ 銀行ローン・公庫融資などの費用(手数料,保証料など)
住宅ローン借入時の金融機関への事務手数料や、保証会社への保証料が必要です。
保証料は、借入金額と返済期間,金融機関により増減します。
最近では保証料無料の金融機関もあるようです。
▽ 税金(不動産取得税,固定資産税,都市計画税)
不動産取得税 は、土地や建物など不動産の取得時に一度だけ課税される税金です。
固定資産税・都市計画税は、不動産を取得したその翌年から毎年必要となる税金です。
▽ 火災保険料
通常、住宅ローンを借りる際には住宅の建物部分について、火災保険への加入が義務づけられています。
▽ 引越し費用
建て替えの場合、2回分の引越し費用が必要。
又、現在お住まいの家賃・更新料や仮住まいが必要であれば、その費用も見込む必要があります。
▽ 祭事費(地鎮祭,上棟式など)
地鎮祭は、着工の前に土地の神を祭り、工事の無事を祈る儀式です。
上棟式は、棟を上げ建方が無事に終わったことを感謝し、また完成まで無事に工事が進むよう祈願する儀式です。
※土地の購入もされる場合は、土地の代金に加えて仲介手数料や登記費用が加わります。
▽ 敷地測量費
土地を購入したときに測量図があれば不要です。
敷地測量費用の目安は300~500円/㎡程度です。
▽ 地質調査費
建物を建てる前に、地盤を調査する費用です。
住宅等ではスウェーデン式サウンディング法で調査致します。
(費用は50,000~60,000円程度です)
▽ 建築確認申請・検査などの手数料
役所または建築確認検査機関へ建築確認・中間検査・完了検査の申請時に必要な手数料。
規模や構造により費用は増減します。
▽ 登記費用(各登記費用,司法書士・土地家屋調査士報酬など)
建物が完成しますと、表示登記をする必要があります。
金融機関で融資を受ける場合には必ず、表示登記の後に保存登記が必要です。
表示登記は土地家屋調査士が代行して行います。登録免許税は不要ですが報酬として70,000~80,000円程度必要です。
保存登記は司法書士が行います。規模や評価額により増減はしますが、登録免許税と報酬を併せて150,000円程度必要です。
▽ 銀行ローン・公庫融資などの費用(手数料,保証料など)
住宅ローン借入時の金融機関への事務手数料や、保証会社への保証料が必要です。
保証料は、借入金額と返済期間,金融機関により増減します。
最近では保証料無料の金融機関もあるようです。
▽ 税金(不動産取得税,固定資産税,都市計画税)
不動産取得税 は、土地や建物など不動産の取得時に一度だけ課税される税金です。
固定資産税・都市計画税は、不動産を取得したその翌年から毎年必要となる税金です。
▽ 火災保険料
通常、住宅ローンを借りる際には住宅の建物部分について、火災保険への加入が義務づけられています。
▽ 引越し費用
建て替えの場合、2回分の引越し費用が必要。
又、現在お住まいの家賃・更新料や仮住まいが必要であれば、その費用も見込む必要があります。
▽ 祭事費(地鎮祭,上棟式など)
地鎮祭は、着工の前に土地の神を祭り、工事の無事を祈る儀式です。
上棟式は、棟を上げ建方が無事に終わったことを感謝し、また完成まで無事に工事が進むよう祈願する儀式です。
※土地の購入もされる場合は、土地の代金に加えて仲介手数料や登記費用が加わります。

設計料について

設計料は、施工契約金額(工事請負契約)の7~10%程度になります。
(※構造計算が必要な建物や土地の立地条件によっては、各種申請手続きが必要になります)


設計料のお支払い時期は下記のようになります。


住宅の場合:契約時10%
      実施設計完了時30%
      工事着工時30%
      完成時30%


インテリア等の場合:契約時10%
          設計完了時50%
          完成時40%


お預かりする予算が最適なかたちで使われるよう、相談から竣工まで責任をもって進めていきます。